データベーススペシャリスト試験の勉強方法と使用した参考書 [情報処理試験]
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もうすぐ情報処理試験(春期)の試験日です。
僕は2014年にデータベーススペシャリスト試験に合格しました。
その時の勉強方法や使用した参考書を書き残しておきたいと思います。
【合格時の結果】
合格した時の結果は以下の通りです。
午前Ⅱと午後Ⅱが余裕で午後Ⅰがギリギリという結果でした。試験を受けた時は午後Ⅰで不合格となることを覚悟していました。どのように勉強してこのような結果になったのかをご説明しようと思います。
【使用した参考書】
この参考書があれば他に何もいりません。
なぜなら、知識的なことは本の中で説明されており、解くべき問題は13年分の過去問題と詳しい解説がダウンロード可能だからです。非常にコストパフォーマンスが高い参考書です。
【午後Ⅰの勉強方法】
免除だったため勉強していません。
【午後Ⅱの勉強方法】
現在の試験制度になった平成21年~前年度までの午前Ⅱ過去問を繰り返し解きました。この時、各問題について以下のようなマークを付けました。
〇:正解した問題。再度解いても正解できる自信がある
△:正解したが、再度解いた時に正解できるか微妙
✕:不正解
2回目以降に解くときは△と✕の問題のみ解くようしました。すると次第に〇の数が増えて行き、解く問題数も少なくなってきます。試験直前は最後まで△、又は✕の問題を見直すようにしました。
【午後Ⅰ】
出題のパターンが決まっており、平成25年度試験までは以下のようになっていました。
問1:データベースの基礎理論
問2:データベース設計
問3:SQL
この内2問選択するのですが、問1と問2は出題の内容が毎年安定していて、知識がしっかりと身についていれば高得点が狙えましたので、過去10年の過去問の内、問1、問2のみを解きました。参考書に書かれている覚えるべきことを覚えたり、正規化などの基礎知識があれば十分解ける問題で、過去問を解いていても安定して得点できていました。
ところが僕が受験した平成26年からは出題形式が以下のようになりました。
問1:データベースの基礎理論とデータベース設計
問2:SQL
問3:SQL
平成25年までの問1と問2が統合され、SQLの問題が2問に増えたのです。要するに、SQLの勉強もしないと合格できなくなりました。これはおそらく、問1、問2のみ勉強して短期間で合格した合格体験記がネット上で紹介され、その対策としてIPAが例年とは異なる出題形式に変更してきたのかなと推測します。
まあ、僕もこのような体験記を参考にして、勉強時間削減のために同じ手法を取ったのですが、まんまと外され、試験本番ではかなり焦りました。その結果が上記のギリギリの点数でした。午後Ⅰ試験が終わった時点で不合格を覚悟していたので、午後Ⅱを受けずに帰ろうか迷ったほどでした。
データベーススペシャリストたるもの、SQLが使えないなんてあり得ないだろ!ということなんでしょう。それはそれで正しいとは思います。今年はどのような出題形式になるか分かりませんが、SQLもしっかり勉強した方が良いと思います。
【午後Ⅱ】
基本的にはここが一番の関門です。合否は午後Ⅱの出来にかかっていると言っても過言ではありません。(結果的に僕の場合は違いましたが)
僕の場合は、過去10年分の過去問を解きました。ここも問題を絞り、出題内容が安定している問2のみを解きました。午後Ⅱ問2は出題形式が決まっており、年度が奇数の年と偶数の年で出題の形式が異なります。どうしても時間がない場合は、今年は平成27年で奇数年ですので、過去の奇数年の問2のみ解くという方法もあります。
平成26年まではこのパターンのままでしたが、午後Ⅰ同様に今年はパターンを変えてくる可能性がありますので、できれば全ての問題を解いた方が安全です。
午後Ⅱはとにかく時間との勝負です。最初の内は2時間ではとても解ききれません。僕の場合は最初の内は4時間ほどかかった時もありました。それも正解率も低いものでした。しかし、過去問を何問も解いている内に2時間で解けるようになってきます。過去問を解いた経験から、出題の意味、問題文から解答のヒントとなる場所の探し方が身に付き、過去にも出題された問題のパターンを覚えることにより、解答にかかる時間が短縮されてくるからです。
これは午後Ⅰにも言えることですが、過去問を解く時は正解したかどうかだけでなく、特に間違えた問題は解説を読んで、どうすれば正解に辿り着けるのかを理解するようにすることをおすすめします。やみくもに過去問を解きまくってもダメです。
こんな感じです。少しでも参考になれば幸いです。
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